事例
土壌汚染対策工事
土壌汚染の恐れがある場合は調査を行い、対策を検討し、適切な工事を実施します。
工事の実施例
  • 実施題目

    印刷工場(横浜市): 土壌汚染(鉛・シアン)対策工事

  • 依頼概要

    印刷工場の閉鎖に伴い、条例による調査義務が発生したため、行政対応及び、土壌汚染調査を依頼されました。また、閉鎖後に土地の転売を考えているため、汚染が発見された場合のリスクなどを含め、対策方法を提案して欲しいとの要請を受けました。

  • 実施概要
    1. 印刷工場を閉鎖する際の調査で、鉛が溶出量と含有量基準を超過し、シアン化合物が溶出量基準を超過しました。
    2. シアン化合物については過去に使用した可能性がありましたが、鉛については使用履歴が不明でした。
    3. 土壌表層及び深度の絞り込み調査を実施した後に、土壌の掘削除去工事を行いました。
調査計画
地歴調査
登記簿謄本、住宅地図、航空写真等による土地の地歴調査、 現地踏査とヒアリングなどによる調査を実施します。
住宅地図による土地の履歴調査
表層土壌調査
コンクリートのコア抜き
絞込調査・個別調査
絞込と個別調査用の土壌分析(外注)
ボーリング調査
土壌掘削調査
浄化プラン策定
浄化方法のプランニング
仮設工事
土留及び止水用鋼矢板工事
掘削壁面の崩壊防止及び掘削孔内への地下水流入防止のため、掘削範囲の外周に鋼矢板を設置しました。
詳しく見る
コンクリートカッター
汚染土壌掘削
地下水位の調整と泥分分離
地下水位が高いため、釜場(貯水場)を作り、ポンプで揚水、地下水位を下げて汚染土壌の掘削除去を実施しました。
詳しく見る
埋設廃棄物の除去
土壌掘削中に出現した埋設廃棄物(缶類、塗料塊・金属部材等)は、廃棄物の内容に応じ搬出先で処分しました。
詳しく見る
油分含有土壌の除去
油分が確認された地点を掘削し、油含有土壌を除去しました。 掘削した土壌は汚染土壌処理施設へ搬出・処分しました。
詳しく見る
埋め戻し
対策完了